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大判カメラ

大判カメラでの撮影は難しい。
操作に必要な知識は少なく、簡明だ。
ピント面をコントロールする為のカメラ、と一言で言えてしまう。

が、実践するのが難しい。
撮影そのものの難しさの前に、カメラの設定の壁が立ちはだかる。
sinar f2 というカメラを使っているのだが、ちょっとした振動などで稼動部が動いてしまい、丁寧に扱う必要がある。
レンズと合わせると4kgの重量で、堅牢な三脚は必須、雲台も重量に見合ったものを使わないと壊れてしまう。
カメラ内の埃がレンズやフィルム面に付着して、フィルムに写り込んでしまう(ネガ上で真白)。
ピント確認には慎重を要し、ルーペなどで拡大して見たほうが良い。
チルト角を変更する度にピントの再設定が必要(ベースアオリ故)になる。
大判用レンズの絞りやSS設定も一眼と比較すると操作しにくい。
あれやこれや。

上げていれば切りがない。
中判カメラが如何に使いやすいか、キャノンのカメラが如何に使いやすくそれ故に優れているのかが分かる。
使いやすさとはカメラの性能なのだ。

精進。

作品はこちら→ Frickr

by jiji008 | 2011-10-24 22:14 | 雑文