フィルム感度はISO400 #teamfilm

大判カメラでは、180mm程度の焦点距離のレンズが標準画角に相当する。
一般論としてレンズは焦点距離が長い程、またF値が小さい程、被写界深度が浅くなる。
つまり35mmのカメラに比較して、4x5カメラの被写界深度は極端に浅くなる。

構図は、歩いて、そしてレンズの画角を選択して決まるものである。
建築や風景では、パンフォーカス(これがビュー・フィールドカメラの醍醐味のひとつ)で撮影する事が多いので、被写界深度を稼ぐ為には絞らなければいけない。
F22は当たり前(カタログのスペックシートなどではこの絞り値のイメージサークルが記載されている)で F32、F45、F64(アンセルアダムズが入っていたストレートフォトの為に写真グループ名画「F64」だった、今は「F64」はアクセサリ=メーカーのブランドになっている)と絞り込んで使うものなのだ。
絞る事の割を食うのがSSで、昼間でもちょっと陰に入るとSS1/15なんて当たり前になる。

被写界深度を稼ぐ方法は次の2つ。頑丈な三脚を使う事、もうひとつはISO感度の高いフィルムを用いてSSを稼ぐ事である。
カメラのブレは三脚で抑えるとしても、被写体のブレは抑えられない。
被写体ぶれを改善するにはISO感度の高いフィルムを使用するしかないのだ。


これからの撮影では、ISO400のTMAX400を使ってみる事にした。
シート用のTMAX400がどう写るか、幾つか実践して様子を見る。
「実践」と言ったけど、写真は全て本番で撮る事にしている。
全てが本番、実験はやる、練習はしないーーこういう態度でいる。

ブローニーではTMAX100、TMAX400も大きな違いは得られない。各撮影条件で好ましいフィルムを選択した場合は特にその傾向が強い。
同一条件では,TAMX100の方が若干優等生な写りになるのが私の体感だ。

フィルムの豊かな階調を活かすの為にシノゴ撮影をやっている。
TMAX400を使う利点は、SSを稼げるだけでなくて、現像時間を長くできること。
現像時間が長ければ、ムラになりぬくくなり、現像時間の誤差の許容度が増える。
結果的に現像の安定感が上がるのだ。
ーー撮影だけでなくて現像にも恩恵(副作用的なものではあるけど)がもたらされるんだから一石二鳥だ。

シートのTMAX400は使った事が無いので、どういう写りをするか楽しみだ。
うまく使いこなせば、豊かな階調を持った写真にシャープな線を走らせる事ができる、と都合のいい想像を膨らませている。

作品はこちら→ Flickr
[PR]

by jiji008 | 2011-12-25 03:22