長時間露光。#film #photo #camera

ここ最近は東京ゲートブリッジ(TGB)の若洲にて撮影している。
週末に行くとTGBの歩道へ上がるためのエレベーターに人々が列をなしている。
それを尻目に写真撮影を行う。長時間露光の実験だ。

海の写真が撮りたくてそこに行っている。
先週はND400のフィルターを着けて10分露光に挑戦した。
これだけの長時間露出するとブレる。ーー当たり前か。

光量が絶対的に足りていない部分は潰れに近いアンダーで写り、足りている部分は露出時間に応じたネガの仕上がりになる。10分の露光では、海面は完全に滑らかなグレーに写る。スキャンの露出を持ち上げれば、アンダーの部分が詳細に情報を記録しているのが分る。ーーHDR合成すれば、不思議な写真に仕上げることができる。

8秒では若干海面の波の模様がネガに残るが、それが波だったとは判別できない。
1/4秒では、明らかに波と分かるその形がネガに記録される。

長時間露光をしようと思った理由は次の通りだ。
撮影対象は大きく分けて静物と動物がある。多くの場合は、どちらかにターゲットを絞って撮影する。
時の流れによらずそこにあり続けるものと時と共に変わりゆくもの、これらを同時に写真に収めたいと思った。

ーー過ぎ去る人影、風に揺らぐ樹の枝、散りゆく花、堅牢な建築物、悠久よりある続ける空。
形式と論理ではなくて人間の時間の尺度で物事を捉え、これらの移ろいゆく姿、または不変とも思える姿をネガに灼きつけて、この世の事物の存在の意味を表現する、それが目的だ。

作品はこちら→ Flickr
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by jiji008 | 2012-04-04 21:17 | 雑文